tamayura*珠響

脳といけばなの関係

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昨年、脳科学者の茂木健一郎さんが<脳といけばなの関係>について発表されました。
それによりますと、いけばなはとても脳によいそうです。
脳的に分析すると
  ・前頭葉(運動)→こまやかに手先を使う
  ・頭頂葉(空間感覚)→どのように生けるか空間構成を考え計画する
  ・後頭葉(視覚)→花をきれいだと感じ、注意深く見る。
という形で、お花を生ける時に脳は働いているそうです。

花材や配置を選択し、決断するいけばなは「決断の連続」。
五感を使い、全身で感じるいけばなは、脳の活動範囲が広いので、
とてもいい脳の活動になるようです。

また茂木先生はこのようなことを語られていました

    「いけばなをしている人とそうでない人では、人生の向き合い方が
     変わってくるというか。凛として、自分の中心を外さずに、難しい
     ことにもちゃんと向き合っていける。
     そういう心構えが、いけばなをきちんと生けているとできていくのでは
     ないかと思う。
     いけばなは花のことであり、しかし花に終わらない。
     人生すべてに繋がると思う。」

    「自分がやっていることが、ひとつひとつ意味を持ち、実を結び、そして自分を
     変えていってくれるということを実感できるということ、本当に長い伝統、
     先人の知恵に自分がつながっているということを実感できる、珍しい機会を
     与えてくれる。我々は現代の中で、コンピューターやスマートフォンとかで
     そういう便利な道具に囲まれて生きているのですけれど、そんな中でふと
     「自分はどこにいくのかな?」って不安に感んじた時に、数百年続いた
     非常に先人の知恵のつまった(いけばな)というひとつの道に自分が
     向き合うことで、癒されるというかバランスがとれるんだとおもいます。
      人間としての。
     それが心を整えることになるし、アンチエイジングになるし、健康になる
     ことだと思います。」


 書にも共通した部分を感じます。
 オリンピック開催が決まり、日本文化が見直されている今、一人でも多くの方が
 こうした文化を体験していただけたらと切に願います。

by tamayura-okeiko | 2014-01-25 05:03 | いけばな
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