tamayura*珠響

立秋

なんだかせわしない日々を送っていたら、歳時記の紹介を忘れてしまっていたようです

季節を細やかに感じるには やはり心に余裕がないといけないという事ですね


京都の花材がキキョウ・おみなえし・夏はぜ・・・とすっかり秋の気配だなぁと思ったら

今日は二十四節気のひとつ<立秋>でした

(紹介忘れたのは7月7日の小暑と7月23日の大暑です)

二十四節気の中でも(夏至・冬至・春分・秋分)の二至二分と(立春・立夏・立秋・立冬)は

とくに八節と呼ばれます

今日を境に<暑中お見舞い>から<残暑見舞い>に変わります

先日の<季節の絵>のバッタと草を秋色に変えれば出すことができます

是非トライなさってくださいませ(^^)

この時期を詠った有名な和歌に

        秋来ぬと  目にはさやかに見えねども
                 風の音にぞおどろかれぬる 
 (藤原 敏行)  
                                古今和歌集                      また正岡子規は雲を

      春雲は綿の如く 夏雲は岩の如く 秋雲は砂の如く 冬雲は鉛の如し

と表現していますが、この時期の空は<行合の空・ゆきあいのそら>とも呼ばれ、

去り行く夏の入道雲と 秋のいわし雲やうろこ雲が混ざり合う空を見ることができます


是非暑い毎日ですが、空を見上げて風を感じて 秋の気配を感じてみてくださいませ

by tamayura-okeiko | 2009-08-07 10:30 | 歳時記
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