今年は色紙をテーマに、まだ1年目の方には俳句を、2年目以上の方には和歌を
毎月仕上げていただこうと思っています。
たった1枚で作品を仕上げるのは至難の業ですが、自分の‘今’を残しておくことも
大事だと思いますし、みなさん作品を仕上げる緊張感を楽しんでいるようです。

今月の和歌は
大江山 いく野の道の 遠ければ
まだふみもみず 天の橋立
(小式部 内侍)百人一首・60
歌意
大江山を越え生野を通って行く丹後への道のりは
遠いので、まだ天の橋立の地を踏んだこともなく
また、母からの手紙も見ていません。
母とは和泉式部ですが、代作を疑われていた
小式部内侍が、この歌で並外れた歌才を
認められたと言われています。
なんだかウイットに富んでいて素敵ですね。

今月の俳句は
春風や 地蔵の口の
ごはん粒
(一茶)
一茶らしいほのぼのとした句ですね。
春のあたたかな陽ざしの中のこどもたちの笑い声が
聞こえてきそうです。
和歌は毎月百人一首から、俳句は季節を感じる
俳句から、色紙にします。
「まだ飾れなーい」なんて言わずに(笑)
是非、飾って眺めてくださいね。
いろいろなことが見えてくるものです。
かな書道今後の予定は、基本は第1火曜・木曜、第3水曜・金曜と思っていますが
3月・4月は変則的なので、ご確認のうえご予約くださいませ。
3月 2日(火)1st.のみ 8日(月) 17日(水) 19日(金)
4月 14日(水) 16日(金) 28日(水) 30日(金)