寒い日が続いていますが、お天気のいい日には暖かな陽射しに春を感じる
季節となりました。
今月のかな書道の俳句と和歌も春らしいものを選びました

今月の俳句は
しずかさや花なき庭の
春の雨
(高浜虚子)
しとしとと降る春雨が、春めいてはきたものの
まだ花々の咲かない庭に降る情景を詠んでいます。
今の季節にぴったりの句ですね。
上級者の方には和歌を書いて頂いています。

今月の和歌は
春の夜の夢ばかりなる手枕に
かいなくたたん名こそ惜しけれ
(周坊内侍)
百人一首67番の歌です。
歌意は、短い夜の夢ほどの、はかないたわむれの
手枕の為に、何のかいもない浮名がたったとしたら
なんとも口惜しいことです という歌です。
優艶な風情の素敵な歌ですね。
今年からゆったり勉強して頂けるようかな書道を4日設定しています。
今年はそれぞれ作品を仕上げて頂きたいので、お時間を作って是非ご参加ください。
今後の日程は
3月 17日(水)・19日(金)
4月 14日(水)・16日(金)・28日(水)・30日(金)
なお5月には年に2回の<実践筆手紙講座>をいたします。
5月 24日(月)・27日(木)