tamayura*珠響 | |||||
1年で一番美しい季節の桜の季節も桜吹雪とともに終わりを告げ 新緑の季節に移り変わろうとしていますね。 今月のかな書道では そんな季節にぴったりの和歌や俳句を書いて頂きました。 2年目以降の方には和歌と小色紙、1年目の方には俳句と小色紙を仕上げて頂きました。 本当に皆さんめきめき上手になり、うれしい限りです。 和歌は今年は百人一首をテーマにしています。 百人一首2番の有名な和歌 春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ 天の香具山 (侍統天皇) 私は香具山を見たことはありませんが 眼前にその美しい風景が見えるようですね。 初夏の薫風さえ感じるような気がします。 俳句は夏目漱石の句 風にのって 軽く のしゆく 燕かな (夏目漱石) 燕が風にのって飛び始める姿も 最近はなかなか目にすることもありませんが こうして俳句を書いて、本来の季節を 感じることもとても素敵なことです。 日本の文化は季節を細やかに感じることが 基本な気がします。 私も燕が見たいなぁって思いました(^^) 小色紙には、ちょっと季節が遅いかもしれませんが 素敵な句ですので、桜の句を選びました。 夜桜の 一枝長き 水の上 (素十) 桜の季節にこの俳句をハガキに書いて 送っても素敵だと思います。 昼のはんなりした桜も好きですが 夜の妖艶な桜も本当に素敵ですよね。 また来年が待ち遠しいですね。 今年からなるべく小人数で指導したいと日程を増やしたのですが、受講者が増えたり 午前受講希望が多いことから、満席になってしまうこともあります。 変更できる日程がある方や、小人数希望の方は是非事前にお申し出くださいませ。
by tamayura-okeiko
| 2010-04-14 10:00
| かな書道
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