
<いろは>の単体、連綿、変体仮名のテキストが終わった方には
和歌を色紙に書いて頂きます。
和歌1年目の方は、百人一首から
人はいざ 心も知らず ふるさとは
花ぞ昔の 香ににほひける
(紀 貫之)
移ろいやすい人の心と
常に変わらざる自然の対称を
詠んだ有名な歌です。
現代では、花と言えば桜ですが、
この時代には花とは梅を指します。
今梅がちょうど美しい季節ですね。
和歌2年目の方には
1年の始まりなので美人の歌をと(^^)
百人一首9番小野小町の有名な歌
花の色は 移りにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
(小野小町)
この歌の指す花は桜だとされます。
色あせた桜を眺めながら、自分の容姿の
衰えを重ね合わせ嘆いた歌です。
絶世の美女もこんな嘆きをするのですね
(^^)