5月の室礼として端午のお節句の室礼を学びました。
5月は立夏、小満の時。新緑が美しくなり、さわやかな初夏の気配が訪れ
植物は実をつけ始める頃とされます。
こんなよい季節ですが、昔中国においては五月は悪しき月であり五月五日の五の重なる日は
最悪の日と考えられていたようです。
室礼として菖蒲、芍薬、鉄線を生けました。
いけばなと違い、室礼としてのお花は代々伝わる家族を表現することも多いです。
今回も立ちのぼる菖蒲を父母、芍薬を子どもたち、つるものである鉄線で
代々の血縁を表現し後ろにさすことによって、家族を見守る祖父母を
表現するとのことでした。
兜を折った紙は日本橋の<はいばら>のもの。
手染めの色も紙質もほんとうに素晴らしいです。