室礼三千でお稽古した<お月見の室礼>です。
今年の十五夜は素敵でしたね。
来月の十三夜の2つを見てお月見完成です。
片方では片見月というそうですので忘れないようにしなくてはですね。
<パソコンからですが。。。>
月を眺める風習は平安時代に中国から伝わったと言われます。貴族達だけの風習でしたが江戸時代になって一般庶民にも広まりました。当時は十五夜と十三夜の両方を鑑賞するのが風習で、「片見月(片 方だけ見る)」はしないようです。片月見(かたみづき)は言葉からみても不吉だからでしょうね。
十五夜のお団子は十五個で餡(あん)を用いて食し、三方盆にうずたかく盛り上げ、柿・芋・衣かつぎ・枝豆・葡萄を添えます。秋草を花入れに挿し、座敷の縁先や物干台へ飾りました。
十三夜のお団子は十三個で、黄粉(きなこ)を用いて食します。衣かつぎ・栗・枝豆・すすきを供え、舟でお月見という者もあったようです。
ちなみに十五夜は「芋名月」、十三夜は「豆名月、栗名月」ともいいます。