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お正月のいけばな

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毎年年末28日前後にお正月のいけばなの指導をしています。
12月だけにいらっしゃる方もいらっしゃいます。
やはりお正月にはいけばなが似合いますね。
神聖な気持ちになるものです。

<松竹梅>

 池坊生花の中でも免許に記してある生花を<伝花>と言われます。
 <伝花>には「生花五ヶ条」と「七種伝」があります。
 「生花五ヶ条」には松竹梅、桜、紅葉、三ヶ船。実物、葉物、蔓物があり
 <松竹梅>はその筆頭とされ、格調の高い花です。
 毎年生けるのは竹を真とした<松竹梅>です。
 
<万年青>

 <万年青>は<伝花>の「七種伝」のひとつです
 「七種伝」には、芭蕉、蓮、水仙、万年青、椿一輪生け、牡丹、朝顔があります。
  万年青は古葉と新葉を合わせて偶数の葉を用い、実を合わせて奇数とします。
  常緑であることから祝儀の花とされます。

<水仙>

  <水仙>は<伝花>の「七種伝」のひとつです。
  水仙の花は和合の中に生じ、葉は向き合って通例四枚が一株となっています。
  右ねじれに一回ほどねじれてるのが特徴。
  根元には白根(袴とも呼ぶ)があり。この白根を利用し、葉の長短をつけ
  花律を整えます。

<南天・松>

  お正月の花材としてポピュラーな南天と松に赤い水引を添えてテーブルの
  お花としました。
  朱の三枚の敷き板をひいただけですが、ぐっとお正月ムードになりました。
  <南天>は難を転ずるという意味から、<松>は常緑であることから
  お正月のお花には適しています。

 

by tamayura-okeiko | 2014-01-22 02:09 | いけばな
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