tamayura*珠響

2010年 09月 14日 ( 1 )


9月のかな書道

猛暑からもようやく解放され秋を感じる頃となりました。
夜空を見上げれば月の美しい季節ですね。
今月は月をテーマに俳句や和歌を選んでみました。

c0187754_8234751.jpg
お月見の日に飾って頂ければと
誰でもご存知の歌を選びました。
このように読める書を
<調和体>といいます。

うさぎ うさぎ 何見てはねる
   十五夜お月さま  見てはねる


色紙も雲柄なので、
雲間に見える月のイメージですね



c0187754_829877.jpg


2年目以降の方には
百人一首から、やはり月を詠んだ
和歌を選びました。

心にもあらで憂世(うきよ)にながらへば
  恋しかるべき夜半(よは)の月かな
            (三条院)


(歌意)
心ならずも、このつらくはかない世に
生きながらえていたならば、
きっと恋しく思い出されるにちがいない
この夜更けの月であるよ。

c0187754_8382467.jpg



小色紙にも月を詠んだ句を書いて頂きました

月清し  遊行(ゆぎょう)の
  もてる   砂の上
       (松尾芭蕉)


砂は塩のようです。遊行上人の盛った
盛り塩が月の光を浴びて白く輝く
美しさを詠んだそうです。





是非今月の十五夜、 来月の十三夜と月の美しい季節ですので
空を見上げて秋の夜長を楽しんでくださいませ。

by tamayura-okeiko | 2010-09-14 10:00 | かな書道